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マラソン塾

Vol.33 練習日誌~後編~

2018/02/16

 今日のテーマは『練習日誌』の後編です。前回は練習日誌のメリットについてお伝えしましたので、今回は練習日誌に記録する具体的な内容についてお伝えできればと思います。

<内容①練習内容⇒時間、距離、メニュー>
 まず練習日誌に書く内容は、当然ですが、練習内容です。その中でも、練習メニュー、走った時間、距離は必ず書きましょう。

 例えばジョグの時はシンプルに『60分ジョグ、10km』でもOKだと思います。重要なことは、ペース走やインターバル走といったポイント練習、または大会結果を書く際に、ウォーミングアップの内容、ラップタイム、練習後のクーリングダウンまで含めて書くことです。以下、参考例を記載します。

例①インターバル走の場合
 ・アップ(15分ジョグ、流し3本)
 ・1km×5本 ※設定5分00秒、つなぎ90秒
 (①5分00秒、②5分10秒、③5分00秒、④4分55秒、⑤4分45秒)
 ・ダウン(15分ジョグ)
 ・コメント

例②●●ハーフマラソン出場の場合
 ・アップ(15分ジョグ、流し3本)
 ・結果:1時間53分00秒、○○位
 (5km毎ラップ)
  27分00秒ー27分00秒ー26分30秒ー26分00秒ー6分30秒(1.1km)
 ・ダウン(15分ジョグ)
 ・コメント

<内容②その他⇒時間、天候、睡眠時間、体調、体重>

 ①の練習内容に加え、練習に大きく影響を与える各項目もぜひ記入してほしいと思います。同じ練習メニューでも、時間帯や天候、睡眠時間や体調により、その強度は大きく異なるためです。また、人によっては体重を管理していくことも効果的です。以下、項目と記入例です。

時間  …早朝、午前、午後、夜
天候  …『晴れ』『雨』といった内容に加え、風が強い、暑い/寒い
睡眠時間…x.x時間 
体調  …身体が固い、動きがいい
体重  …xx.xkg

 なお、上記は一言コメントですが、詳細は文章を書くスペースで練習内容とともに書いていただければと思います。

<日誌のスタイル~手書き派、デジタル派~>
 さて、いざ練習日誌をつけるといった場合、手書き派とPCやスマホのアプリを使ったデジタル派に分かれます。

 デジタル派は、例えばGPS時計と連携したアプリを使うなど、上手く使えばキレイで見やすく、データ化されたものが残ります。SNS等でのシェアも容易となり、『人に見られること』を意識して走るモチベーションにすることも可能です。

 一方、手書き派は白紙の大学ノート等に書く場合もあれば、ランナーズやクリールといった大手月刊誌の付録ダイアリーに書く場合もあるでしょう。そして私は手書き派です。その時の疲労感やフォーム、感じたことなどを自由に手書きすることで、記録するタイミング、そして将来的に見直すタイミングで過去の自分を振り返ることができるからです。あえて手で書くことで、自分の思いや感じたことを自由につづることができると思います。

 なお、私が使っているのはクリールのダイアリー。フォーマットが決まっているので振り返りやすく、自由記入欄もちょうどよいサイズが気に入っているので、ここ4-5年愛用しています。

 練習日誌は一度決めたら、1年、数年、人によっては生涯使い続けるものになります。ぜひご自身の目で見て、確認して、自分にあったものを見つけてほしいと思います。

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